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Jakarta Japan Jiggers

JJJ『釣りばか日誌』
(6)
12月3日(土)

田中、高井、平野(初)さんと4名でスピードボートで釣行。先週の100m〜120mのディープエリアでのジギングでの入れ食いしたので『夢よ、もう一度』と一目散にポイントに向かった。波一つ無いいい凪で潮は完全に止まっていたが、潮が動き始めたなと思ったらいきなりドラマが訪れた。初参加で勿論ジギングは始めての平野さん、アドバイス通りにジグの着底を確認してから勢い良くハンドルを巻き始めると底から5m付近で竿先が絞り込まれてハンドルが巻けなくなった。次の瞬間、ビッグワンは口にまとわりつく異物を吐き出そうと頭を振りながら海底近くを横に走り出した。必死の形相で竿を支えて耐える平野さんであったが、リールからはラインが水煙を上げながら海中に吸い込まれていった。ダイワのソルティガ4000のPEライン5号のストックは200m、水深110mでヒットし90m走られたら一貫の終わり。これはやばい、糸が足りないかなと心配したが、残り僅か20mあるかないかのところで漸く魚の走りが止まった。魚の動きから20K以上のGTと判断。ここから平野さんとGTとの一進一退の攻防が始まった。ラインを巻いては引出され、なかなか魚にとって快適な生息域である海底付近から浮かせることが出来ない。いきなりの大物とのファイトで平野さんも苦しい表情。時折高井さんがサポートしながら徐々にであるが主導権を握り魚との距離が詰まり始めた。約200mを10分近くかけて漸く水面に浮いた魚は予想通り25kgのグッドサイズのGTであった(写真)。あまりの苦しいファイトに平野さんはしばし戦線離脱。

その後は大型サワラと思われる当たりが高井さんと私に連発したが、ことごとく鋭い歯でラインブレイク。とうとうキャプテンにBapakプトゥス(Mr.切られる)、Bapakルパス(Mr.バラシ)と呼ばれてしまった。その後、私がギンガメアジ5Kを2匹ヒットさせ、カマス、ハタと面目を保ったが小物にしか相手にしてもらえなかった。ここで満を持したキャプテンがジギングを開始するといきなり竿が絞り込まれた。引きからすると良型GTだ。すかさず田中さんに竿を渡し引きを楽しんでもらった。次に高井さんに交代しとうとうGTも観念して浮き始めた。残り10m付近であろうことかラインが緩んでフックアウト!全員から落胆の歓声が上がった。私も今が食いがたってるチャンスと思い、ジグを沈めながら海面を見つめているとおびただしい泡と一緒にデカイ頭をしたGTが突然目の前に飛び上がってきた。肝を冷やすとはまさにこの事。本当にびっくりした。針が外れたものの、水圧の変化で浮き袋が膨らんだGTが姿勢制御不能に陥りそのまま水面まで勢い良く浮いてきたのである。慌てて竿で魚を手繰り寄せ無事にランディングに成功。高井さん(Bapakルパス)曰く、「これを見越してわざと外したんだ」と強がっていたのであった。その後、ジグに魚が反応しない合間に餌釣りの仕掛けを落とした平野さん、田中さんが1K〜3Kの美味しそうなハタを連発した。

時間も過ぎ、夕暮れの帰り間際、浅場のポッパーにGTが良く反応し、高井さんが汚名返上とばかりに6K、4Kを立て続けにゲットしポッピングの腕を見せ付けた。

12月10日(土)

濱田、小谷(初)、木村(初)さんと釣行。なんせ熱いメンバーなので行きの車でも一睡も出来なかった。点在するジギングポイントを攻めながら最終目的の沖のポイントに向かった。潮が動かないせいか、あふれ出る気合とは裏腹に魚からの反応は全く無い。ディープのポイントでいきなり初挑戦の木村さんが魚を掛けたが、塩焼き用の良型カマスであった。続いてキャプテンがハタをゲットしお土産は確保。しかし、大物からの魚信は無く時間だけが過ぎていた。キャプテン曰く、「朝食わなければ午後2時頃から食いだす」。その言葉を信じ、睡眠不足を補うためにしばし全員で昼寝。

物音で目を覚ますとキャプテンがジギングを始めていた。時計を見ると2時。突然キャプテンが叫んだ。魚がバイトしたが乗らなかったらしい。あげてみるとルアーに大型サワラらしき強烈な歯型が残っていた。船上が俄然活気付いた。ようやく魚がお食事モードに入ったようだ。すかざず投入した私のジグにいきなりヒット。150mを一気に巻き上げると3k弱と刺身に最高のサイズの高級魚カンパチだった。全員のボルテージが最高潮に達した。これから怒涛の連続ヒットが始まり、私に5K前後のギンガメアジ3連発、初挑戦の小谷、木村さんに交代し引きを楽しんでもらった。濱田さんにも3Kのサワラがヒット。鯛系等の魚もヒットし、あっという間にクーラーがほぼ満タンになった。重い200gのジグをしゃくっていた小谷さんにも待望のヒットが来たが、水面でフックが外れてしまった。

その時、木村さんがジグをリズミカルに巻き上げていた。海底120mに落としたジグが潮に流され200m近くラインが出ていたので、船から約100m潮下の位置でジグが既に水面近くまで浮き上がっていたと思われる。“ドバーン”いきなり物凄い水しぶきがあがり大きなカジキマグロが何かを追って全身を水面に現した。デカイ、優に50kgは超えている。更にもう一度何かを追って水面を割った。一同が呆然とするとき、木村さんが巻いていたジグがしばらくして漸く船の近くまでたどり着いた。マーリンが跳ねたとき、周囲に逃げ惑う小魚の姿は全く確認できなかった。とすると、あのマーリンは紛れも無く木村さんのジグに反応して中層から水面まで追いかけてきてジグに食いつこうとしたということになる。実際、マーリンは良くジグにヒットするのは事実でり、また、我々が釣っているポイントはトローリングではマーリンの一級ポイントなのである。こういう事態を一応は予測していたが、3回目の挑戦であっさりマーリンがその姿を見せるとは、あらためて魚影の濃さを思い知らされた。

マーリンを計算に入れると今のラインキャパでは全く不足している。ひとっ走り300mの相手であり、リールには最低でも500mのストックは欲しい。

次回は真剣にマーリンを意識したタックルで望みたいと思う。私の残された目標の一つ「マーリンゲット」の実現は意外と近いのかもしれない。
長岡

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