バンタルグバンの現実
ゴミの山で暮らす人々(1)
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バンタルグバンは、ブカシにあるゴミ処理場である。ジャカルタのゴミが集まり、その補償金額でしょっちゅう揉めている様子をローカルテレビやじゃかるた新聞でご覧になられた読者の方々がいらっしゃるかもしれない。しかし我々日本人にとっては、あるいは当のインドネシア人でさえ、その実情を知る人々は少ないのではなかろうか。バンタルグバンには、インドネシアの底辺に暮らす人々がいる。ジェイピープルでは今号から数回に分けてバンタルグバンの現実をお知らせしたい。
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| ゴミ処理場とそこに暮らす人々。廃墟にゴミが捨てられているのではなく、ゴミ捨て場に家々がある。写真に写っている少年(幼児)は、熱心に親の手伝いをしていた。 |
強力な臭気である。一分どころか、一秒も我慢できない。鼻を押える。鼻で息をしない。こんなところで生活していけばどうなるのだろう。「慣れてしまえばどうってことない」―それはそうだろう。しかしそこで暮らす人々、働く人々を垣間見たとき、外部の人間が「慣れてしまえば〜」と簡単に言えるだろうか。
バンダルクバンはブカシの南部(高速出口からおよそ15分)にある。タケノコ先生より以前からバンダルクバンについては話を聞いてはいたが、実際に当地を訪れる前までは「そんな場所は世界中どこにだってあり、別にめずらしいものではない」と大して興味を示さなかった。またそこは外部の人間が訪れることは難しく、もし今回タケノコ診療所の若手女医さん達がボランティアに行くということがなければ、一生この現実を知らないまま、「ブカシのゴミ山。ああ、知っている。新聞で読んだことがあるなあ」程度で、終わっているだろう。
以下明日に続く
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こちらはゴミ処理場から5分ぐらいのところにある学校。ゴミ処理場から通う子供も多い。経営者のウサジュさん(左写真左側)は全盲である。運営資金はもちろん、ウサジュさんが全額負担。学校はすべて村人達の手作りによるもの。学費は当然受け取らない。右写真二枚はタケノコ診療所の若手女医さんによる健康診断と身体測定の様子。こちらも当然ボランティアである。
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