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バンタルグバンの現実
ゴミの山で暮らす人々(2)
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残念ながら、このゴミ処理場への訪問はわずか10分ほどで終了している。本当は時間をかけてここで暮らす人々にインタビューしたり、住宅の写真などを撮りたかったのだが、案内の人々がさっさと帰りたい様子で(あまりにも臭うので)、また治安上の問題もあり(よそ者を警戒するため)、今回は新参者の顔見せ程度の訪問に終わった。しかしここを訪れる機会は必ずあると思うので、今度は準備万端整えて取材に臨もうと思う。

それでどのぐらい臭いかといえば・・・どなたにも関わらず、生ゴミを運ぶとき、その臭いに一瞬「うっ」と顔を背けた経験をお持ちではないだろうか。その生ゴミのバケツに鼻がくっつくまで顔を近づけてもらえば(私にはそんな経験はないが)、結構近い臭いになるかもしれない。いや、それでもここの臭いには敵わないだろう。なにしろ、私が帰宅した瞬間、女房に「何、この臭い?」と鼻を摘まれたぐらいである。(強烈な移り香が残っていた)

※写真をクリックすると大きなサイズになります。

中央右写真:売店でジュースを飲む年頃の女の子達。写真を撮ってもいいかと聞いたら恥ずかしそうに「ボレ(いいよ)」と答えてくれた。

ここで長時間暮らせばどうなるか。嗅覚が麻痺することは当然として、タケノコ診療所の検査によれば「圧倒的に皮膚病の患者数が多い」。昨今先進国で問題にされているのはダイオキシンであるが、そんな言葉を知らなくとも、ここにいれば健康によくないのは、誰が見ても明らかである。「おそらく寿命も子供の発育度もかなり低いのではないか」とは、タケノコ先生の見識である。タケノコ診療所のボランティアチームが、今後も健康診断や子供の成長を記録していくそうだ。「10年単位のスパンでないと意味がない」(タケノコ先生)

以下明日に続く



昨日もお伝えしたように、こちらの写真はゴミ処理場の子供達が通う学校である。全部で132名の生徒が通っている。ゴミ処理場から通う生徒はおよそ30名。残りは村の子供達であるが、ゴミ山で暮らしていないといっても、保護者のほぼ全員が同じような仕事(ゴミのリサイクル)をしている。この学校では、授業料は当然無料ながら、衣類やおやつなども不定期に子供達へ配布している。先生が子供達に「まだその服、着れるかなあ」と服の心配をしているのが印象的であった。


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