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ジェイピープルはインドネシアジャカルタ発のインターネットマガジンです(日曜日を除く毎日更新)。
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| Part7 『一部の良心ネットワーク』、立ちあがる。〜その2・3(2005.10.17-18) |
そこへまたもや飛び込んできた伝令職員、今度はいちいち福田官房長官を通さずに――
「大和の移住希望申し込み要綱がインターネットにて発表されました!移住希望者・事業参入希望者・事業参入希望企業の必要書類提出先友好団体は三箇所、渋谷区東の新日本プロレス事務局、江東区有明のプロレスリング・ノア事務局、そして港区芝のプロレス団体ゼロワン事務局です!」
森田「プ、プロレス団体とは……?どういう事でしょう?」
最中「大室のボディーガードをやっていた連中もプロレスラーだった。伝手があってもおかしくはない。自民党でさえ、二人もプロレスラー議員がいる。しかも現役のな」
森田「どうしますか?取り押さえますか?」
最中「そんな事をしてみろ。国民から非難の嵐よ。暴動にでもなればどうするね。それこそ敵の思う壺だ。数日は様子を窺っておく方が得策だ」
そして迎えた翌朝、最中の指示通り、各大新聞の見出しは次のようなもの――
「盗賊大和正体暴露」
「史上最悪・軍事クーデター勃発」
「今世紀最悪のテロリズム」
「戦後最悪の凶悪犯罪発生」
ところがスポーツ新聞の見出しは、まったくトーンが変わって――
「大和殲滅作戦失敗、日本政府責任逃れ?!」
「国民に朗報、大和は日本を救う?!」
「お粗末日本政府、日本に数兆円の損失」
「大和様様、仏様、日本に光明を」
記事内容中身はどちらも似たようなもの――
「昨日勃発した大和分離独立派による軍事クーデターで日本政府は完全に敗北した。政府は断じて大和容認を認めない意向でその解決方法を模索しているが、国民の多くが『大和の打ち出した大事業は日本を救済する』とその独立を容認する姿勢である。政府はこれを受け、大和分離独立派との話し合いによる平和解決を行う旨を発表したが、分離独立派側にはまったく話し合いに応じる意向はなく、政府は大和分離独立を容認するか否かの選択を緊急に迫られることとなった」
最中が命令したデモ行進はどうであったか――
先に行われた大和糾弾デモは、日本全国津々浦々いたる所で催され、大和分離独立反対の気勢が大いに感じられたのだが、この日はひどく寂しい人数でさっぱり盛り上がらず。各政党から動員された数は前回のおよそ半分である。政党内でも大和独立を容認する向きがちらほら現れてきたのである。今まで政府べったりであった大企業もデモを見合わせた。日和見し始めた。政府どっぷりの大手銀行や大手ゼネコンは特に困った。政府の意向に背く訳にはいかない、かといって大和に乗り遅れては企業の存亡に関わってくるような気がする。結果として申し訳程度のデモ行進をしたが、頭数も役員や部長職以上の者のみ、中には庶民に罵られる団体もあり、早々とデモ行進は終了した。唯一自主的にデモを行ったのは日教組やNGOの左翼団体。しかしこれも庶民の反発を恐れ、大幅にスローガンを変更、先日の「大和分離独立断固反対!」「極右翼組織大和に天誅を!」が「分離独立派に屈服した日本政府の責任を追及する」に変わった。
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以下明日に続く(土曜日の更新はありません)。
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