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| Part7 『一部の良心ネットワーク』、立ちあがる。〜その6(2005.10.21) |
この超党派は、もともと大和独立容認派であった。自民党の石原野薇太、民主党の甘納豆、岩国商人、ツルワ・センネン、自由党の西村金魚、共産党の追志位勝男、そして無所属の西川よしき、などなど……。彼らは先の緊急臨時国会で『自衛隊による大和完全殲滅の軍事行動決議』に賛成した国会議員の全退陣を要求、ついでに行革の断行、官僚組織の大改革など、国会審議を経ず、一挙にやってしまえという、民主主義を完全に無視した、戦前の軍部など及びもしないほど乱暴なやり方で、日本を再生すると言うのである。しかもその超党派を日本中のあらゆる市民団体が支持すると言う。この超党派と市民団体大連合が合わさってできた日本再生組織を『一部の良心ネットワーク』と呼ぶ。
『一部の良心ネットワーク』結成趣旨および指針・要求
このネットワークは、戦後心無い人々により歪められてきた日本を再生し、日本人の多くが心身ともに健康となり、失われた自信を回復するため、そして誰もが日本に生まれて良かったと実感できる、豊かで平和な新国家を創造するために結成されました。その目標を達成するにあたり、以下の項目に対して、現日本政府の速やかなる対応を期し、滞り無く各項目が遂行されるよう、日本政府に要求します。
一、 日本を混乱に陥れ無謀な自衛隊派遣を行った政治責任を明らかにするため、先の緊急臨時国会で『自衛隊による大和完全殲滅の軍事行動決議』に賛成した全国会議員に退陣を要求します。
二、 一向に進まぬ政治改革・行政改革・官僚制度の大改革を、『一部の良心ネットワーク』の指名する政治家諸氏・有識者らが断行します。
三、 一向に好転しない日本経済を、新国家大和の力を借りて、『一部の良心ネットワーク』の指名する政治家諸氏・有識者らが再興します。
※ 上記項目は、一切の国会審議を通すことなく緊急に遂行される以外、日本が再生する道はありません。日本政府の勇断を期待します。
『一部の良心ネットワーク』代表 桜庭よしこ 平成○年△月×日
同組織参加著名人署名
石原野薇太 (自民党国会議員)
甘納豆 (民主党国会議員)
岩国商人 (民主党国会議員)
ツルワ・センネン(民主党国会議員)
西村金魚 (自由党国会議員)
追志位勝男 (共産党国会議員)
西川よしき (無所属国会議員)
小林善紀 (漫画家)
コリー伊藤 (テレビ演出家)
アントニオ芋木 (元プロレスラー、元参議院議員)
大橋嘘千 (タレント)
本宮万吉 (漫画家)
浜村中 (タレント)
宮大工真司 (社会学者)
米長栗男 (棋士)
とうとう最中らの恐れていたことが起こった。しかもこんなに早くとは……。大和が正体を現してから、たった数日というのに……。まさか同胞の国会議員から、しかも党内の同志・仲間いや舎弟と思っていた連中から退陣を突きつけられるとは……。全国会議員七百五十余名のうち若手議員を中心とした百五十名が、先輩議員・古参議員に「ノー」を突きつけたのである。
「こんな理不尽なことが許されてたまるか!」
「民主主義を何だと思っているんだ!」
官邸閣議室のやり取りであったが、やはり退陣を要求された全国会議員も同じ台詞を何度も繰り返した。
「皆さん、こんな前近代的な民主主義を無視した要求を認める訳にはいかない。各政党へ戻り、狂った連中を諌め首謀者を糾弾すべきだ。これは我々の退陣云々の問題ではありませんぞ。明治より築き上げてきた議会制民主主義の否定です。一刻も猶予はない。急がれよ!森田総理、私は党へ戻り事の詳細を確かめる。あんたには大室との交渉を任せる。手抜かりないようにな」
そこへ末席にちょこんと座っていた、久しぶりの登場鈴木スネオ外務大臣、意見具申する機会が訪れることなく、ただ事の成り行きをじっと覗っていたのだが、ついには無視されてたまるものかと
「最中幹事長、私にもアイデアがあります。聞いて頂けますか?」
「お前のアイデアなどいらん。お前の言う事を聞いてさんざん馬鹿を見たのは俺だ!」
「そんなあ……」
他の面々も鈴木にはまったく憚ることなく、そそくさと各党へ急ぎ足で戻っていった。
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以下明日に続く(土曜日の更新はありません)。
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