インドネシアジャカルタジェイピープルがお届けするフィクションバラエティー小説 

インドネシアジャカルタ発インターネットマガジン インドネシアジャカルタのホーム
ページコンサルティング会社です
ジェイピープルはインドネシアジャカルタ発のインターネットマガジンです(日曜日を除く毎日更新)。 


新国家「大和」、日本より分離独立を宣言する。

Part8 『一部の良心ネットワーク』、奮起する。〜その3(2005.10.27)

森田は頑張った。新聞・テレビ・インターネット・雑誌とあらゆるメディアを使い、日本政府を信じてもらうよう、国民に訴えた。しかし森田による必死の呼びかけ、必死の説得も虚しく、一向に政府打倒を叫ぶ声は減らない。それどころか日増しに撲滅運動は盛り上がる一方。

中でも一番、盛り上がった運動は『一部の良心ネットワーク』による政府打倒宣言であった。結成当初(といっても僅か一、二週間前)、一般公開し政府に提示した指針・要求は、遂に政府打倒宣言となった。

『一部の良心ネットワーク』政府打倒宣言

このネットワークは、遂に現日本政府を撲滅するため立ち上がりました。己の理想達成のために、罪なき多くの一般庶民を犠牲にし、悪魔の陰謀を企てる悪徳政治家・官僚そしてそれに加担する日本政府を、私達は許しません。ここに日本政府を撲滅することを宣言し、日本をふたたび豊かで平和な国家に再生することを目指し、次の項目を日本政府に要求します。

一、 日本政府は『一部の良心ネットワーク』に参加する政治家諸氏を除いてすべて退陣する。旧政党はすべて廃止し、これに伴い日本の議会制民主主義機能は暫定的に停止、新国家再生中はすべて『一部の良心ネットワーク』が指名した政治家・有識者が当面の政治・行政を行う。
二、 自由経済を建前とするが、不良債権の多い銀行はすべて国有化し、その指導は『一部の良心ネットワーク』が指名した財界人が担当する。また日本経済を立て直すため新国家大和には国際協力を依頼し、その支援を仰ぐ。
三、 以上の項目に対して一切異議は認めない。○月×日までに日本政府が以上の提言を受け入れない場合、『一部の良心ネットワーク』暫定政府が、全世界に向けて、旧国体廃止および新国体創造を宣言し、これらの提言を潔く受け入れない政治家および既得権を主張する旧勢力を強制排除する。

『一部の良心ネットワーク』代表 桜庭よしこ          平成○年△月××日
 
 これは政府打倒宣言などといった生易しいものではない。まさしく「革命宣言」であった。明治維新以来の革命宣言であった。ただし武家いわゆる貴族階級が起こした明治維新は、欧州で起こった市民革命とは異なり、その意味では「革命」とまで言いにくい。よってこれはまさしく(成功すれば)日本初の「市民革命」である。
 そして期限は○月×日、これは大和が指定した大和移住開始日と同じではないか。大和および『一部の良心ネットワーク』は、結託したように、日本政府に対して早期決断を迫ったのである。前門の独立、後門の革命――日本政府は果たして彼らの要求に応じるのか?最中ら政府首脳陣は彼らの要求を認めるのであろうか?


以下明日に続く(土曜日の更新はありません)。

※タイトルをクリックすると初回から読めます。


※このサイトに掲載されている内容(データ)は ジェイビープルが所有するものであり、無断転載、転用及び無断複製は一切禁止します。
※リンクはフリーです。Copyright(c)2004-2005 JPEOPLE