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新国家「大和」、日本より分離独立を宣言する。

Part8 『一部の良心ネットワーク』、奮起する。〜その4(2005.10.28)

またまた日本政府首脳陣による、官邸閣議室緊急極秘対談。メンバー、相も変わらず、自民党から森田金作、最中広宇、福田マスオ、山崎魚拓、青木美智悪、民主党鳩屋由紀夫、保守党扇十景、自由党小沢剛一朗、公明党神主他家法、共産党桑鉄造、元内閣法制局長小津武雄紗瑠――。まず小沢から

「最中さんところの馬鹿(スネオのこと)のお陰で、とうとう我々の命運も尽きようとしている。若手議員を押さえるぐらいなら、私も何とかできただろうが、ここまで高騰した世論を変えることは不可能、責任は誰が取ってくれるんでしょうなあ?」
「私が腹を切って済むのならそうしましょう。しかしそうしたところで世論は我ら政府に対して同情すらしませんよ。むしろ皆さんも『最中を見習え』と詰め腹を切らされよう」
「ああ、恐い!考えただけでも……。腹を切るなんて……」と扇十影。
「本当に切るはずがないでしょう!辞職するだけの話ではないか。わかっとらんなあ、ぶつぶつぶつ……」と小沢。
「夜を徹して、甘納豆や岩国商人とも話しました。しかし彼らの決意は固い。翻意することは考えにくい。『民主主義を否定するつもりか』と突っ込んだところ、『既に民主主義とは形だけ、これから本当の民主主義を創生する』と。逆に私も『一部の良心ネットワーク』に加わるよう説得されました」そう言うのは鳩屋由紀夫。
「うちも状況は同じです。代議士どころか末端の学会員まで『一部の良心ネットワーク』を支持する始末……。完全に公明党は割れた」これは神主他家法。続いて桑鉄造――
「共産党も同じ事。上層部に責任を追及し、党解散を要求する連中も現れた。若手組織民青も脱退者が続出、『一部の良心ネットワーク』に流れて行く。革命理念を植え付けておいたので、火がつけば速い。もともと党を支持させるために作った組織が、まさか党を破壊する軍団に変わろうとは……」
各政党代表者の嘆き節、留まるところなし。そんな中で森田ひとりが――
「皆さん、泣き言はやめましょう!我々は慰め合うためここへ集まったのではない。日本の秩序を破壊する『一部の良心ネットワーク』から、我々が築き上げた民主主義を守るため集まったのではありませんか!このクーデターを鎮圧するまで絶対に弱音を吐いちゃ駄目だ!」
それを受けて最中が――
「また森田総理に励まされたわい。森田総理、まさしくあなたは総理大臣の器です。なあ、皆さん、大和分離独立に始まりこの度の『一部の良心ネットワーク』、これらは与野党間で協議・討議するような簡単な問題ではない。我らが構築した体制が根本から否定・破壊されようとしている。いまは森田総理の元、我ら一丸となって、我が日本政府を打倒せんとしている革命軍の野望を阻止しようではありませんか」
最中がその提案を掲げた時、またもや伝令の職員が駆け込み、急を告げる――
「一部の逸った学生が、各大学を占拠しました!首都圏では、東大・一橋大を始め、主だった国・公立全大学、慶応・早稲田などの私立でも全て同様な事態になっています!」
そして次々と駆け込んでくる官邸職員達――
「日本銀行本店旧館資料展示室が極左翼集団により爆破されました!死者・重傷者は出ていない模様です!」
「中央郵便局近くの屋内駐車場が何者かにより放火され全焼しました。死者・重傷者は出ておりません!愉快犯の仕業であると思われます!」



以下明日に続く(土曜日の更新はありません)。

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