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新国家「大和」、日本より分離独立を宣言する。

Part9 最後の大決戦、果たして奇跡は起こり得るか?(前)〜その1(2005.11.2)

大和が指定した大和移住開始日であり、『一部の良心ネットワーク』が提言受け入れ要求の回答期限に指定した○月×日の一週間前、『一部の良心ネットワーク』は千代田区の日比谷公園にて暫定政府大壮行会を行うことになった。予定参加人数は二十万人、これはあくまでも予定であり、一体何十万人の人々が集まるか予測できない。政府は『一部の良心ネットワーク』に対し、壮行会そのものを中止するよう要請した。そして『治安維持特別法』違反により逮捕もあり得ると脅すが、当然聞く耳は持たない。

 壮行会開始は午後一時、桜庭よしこや甘納豆の激励のあと、永田町や霞ヶ関をデモ行進する予定。集まった数はざっと五十万人、日比谷公園では収容しきれず、その周辺は『一部の良心ネットワーク』一色となった。さらにそれらを取り囲むよう配置された機動隊が十万人、壮行会の推移を見守っていた。
 壮行会に出席している著名人を挙げると、石原野薇太、甘納豆、岩国商人、ツルワ・センネン、西村金魚、追志位勝男、西川よしき等らの元国会議員百五十名、小林善紀、コリー伊藤、アントニオ芋木、本宮万吉、浜村中、宮大工真司、米長栗男など当初より『一部の良心ネットワーク』に賛同している各界有名人など。しかし大橋嘘千だけは「僕には僕のやり方がある」と離脱、浜村中より「所詮奴は口先男」とボロクソに言われる。
 そして物々しい雰囲気の中、桜庭よしこの激励が始まった。
「『一部の良心ネットワーク』の皆さん!そして日本全国でこの壮行会を御覧頂いている皆さん!私達はもう日本政府の弾圧に対し、一切怯むことなく私達の信じた道を行きましょう!」
「ウオオー!」五十万人、怒涛の叫び。そして甘納豆が
「『一部の良心ネットワーク』の皆さん!正義は私達にあります!」
「ウオオー!」ふたたび五十万人、怒涛の叫び。今度は石原野薇太が
「腐りきった日本政府を打倒し、真の民主主義日本を誕生させようではありませんか!」
「ウオオー!」みたび五十万人、怒涛の叫び。他にも数名の著名人が激励した後、いよいよ『一部の良心ネットワーク』は、霞ヶ関・永田町方面に向け、五十万人大行進を始めた。

 大行進の最前列を進む男達、全員浅葱色のシャツにこげ茶色のズボン、ロングブーツを履き、ヘルメット着用。これが一部の良心ネットワーク暫定政府の組織する『防衛警察隊』である。武器こそ持たぬが、全員がっちりとした体つき。よく見れば、どこかで見た顔もちらほら。実は彼ら、現役のプロレスラーや格闘技団体の猛者ども。全身が凶器といっていい連中であるから、警棒など必要ない。行く手を阻むものあれば許さんと睨むから、ついつい機動隊連中も目を逸らし、ただ俯くしかないのである。

デモ行進中の各界有名人にインタビュー:
西川よしき
「小さなことからコツコツと!」
小林善紀
「儂、絶対正しいもんね!」
コリー伊藤
「日本政府の奴らなんて、ダセーよ!」
浜村中
「国民の皆さん、ありがとう、浜村中です!」


以下明日に続く(土曜日の更新はありません)。

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